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カーボンだけのカウルは製作できますか?
カーボン繊維は非常に薄くカーボンのみで仕上げるとグラスファイバー3プライと同じ厚さにするにはとても数多く積層しなければなりません。
元々材料単価がが高いため、その量を使うとなると価格が高くなりすぎてしまいます。
弊社が最も多く採用する製作方法は、ガラスマットで薄く製作しカーボンケブラーを最後に張り込み補強します。
元々我々自身が製作するのでお客様のオーダーにより厚さをコントロールしながら製作してます。
レース用に使用するのでとにかく軽くとご注文いただければ、ガラスマット1枚ベースにホイールアーチやボディーの角の部分
(肩周り、ライト周り等)はロービングやクロスで補強し、さらにカーボンケブラーで補強します。
この仕様ですと上に人が座ったりすると壊れます。もちろん風圧には十分な強度は持っていますが。
一般的な軽量タイプはガラスマット2枚にカーボンケフブラーを使用したタイプです。
これですとノーマルとそんなに硬さは変わらなくなります。
また特注で表にカーボンを中にガラスFRP裏にカーボンケブラーなどと言う製品も製作します。
より補強をするのが目的です。
ハードトップの様な形状大きさであれば1枚のシートから張り込みが出来るので、表面にカーボン素材を見せて見た目の良い製品をつくることは出来ます。
カウルの様な大きさや形状になると、さすがに表にカーボン素地を見せるようにつくるのは、大変な作業になりコストがかかり過ぎますのでやりません。
部分的に見せる様な仕上げにすることはご希望に添える様にしております。
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BSKのカウルは他のとどこが違うのですか?
私たちは軽量で強度のあるカーボンやFRP商品を目指し製作しています。
1個の製品をつくるにあたって余分に樹脂を使わないようにしごいて製作しています。
よその製品とはまったく違います。
当社のハードトップ等のカーボンやカーボンケブラーの網目の揃い具合を見ていたければわかっていただけると思います。
純正のエリーゼのカウルはコンポジット製法にて製作されています。
これは自動車メーカーの製作コストを削減するため選ばれる方法です。
この種類のFRP製品の良いところは人によるハンドレイアップではなく金型を使用した機械加工の商品ですので
製品仕上がりムラがなく(外人職人の適当さが無い)意外と軽い事です。
悪いところは壊れやすく、もろい。(壊れた部分を見ていただくと石膏ボードみたいだと思います)
修理が不能(やって出来なくないですが仕上がりは悪くなります。塗装痩せがでます。)
無理に修理をした場合強度もでにくい。
通常FRPと違いボディのデザイン変更等の加工が出来ない。
結果BSKでは今度何かあっても修理のしやすい材料で人の努力で軽く強度のある製品をつくっているのです。
過去にF40を修理した事が有ります。
その時に解った事ですがBSKのカウルと同じようにガラスFRPでつくりカーボンケブラーで裏打ちされていました。
F40は時速300kmオーバーを狙った車ですので普通のフェラーリよりは薄くつくられてはいましたが、やはり持ったらけっこう重たかったですが・・・。
F40の板金の仕上がりでよく言われるのがケブラーの網目が塗装の上にまんべんなく出せるか?
などと言われる事があります。
BSKのカーボンケブラーパーツはF40の様な網目がでます。
通常のFRPでの製作ではそれは出ません。
そこは好みの分かれるところです。
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フロントカウルがワイドフェンダーになることで他は加工いらないですか?
BSKエリーゼカウルのワイドフェンダーとドアヒンジカバーのつながりですがエキシージサイズに合わせています。
ご予算に合わせ色々な方法で作業をする事ができます。
エキシージの中古の純正ドアヒンジカバーを使用する事も出来ますし、もちろんBSKドアヒンジカバーを使用する事も出来ます。
またエリーゼの純正ドアヒンジカバーを加工する事によって合わせる事も出来ます。
ホイールの出面は現在BSKで3mm、5mm、10mmという専用スペーサーを製作中です。
専用のハブセンターアタッチメントと合わせて使用することで最大15mmまで安全にホイールを外にオフセットする事が可能になります。
サスペンションのセッティングにもよりますがエリーゼ、エキシージはワイドトレッド化が非常にハンドリングに高性能をもたらします。
またサスペンションセッティングの悩みも是非ご相談ください。
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ノーマルと同じ形で製作出来ますか?
ノーマルボディの形状がご希望のようですが、純正とまったく同じ物を複製し販売しますと違法行為になってしまいます。
その為私どもはフェンダーアーチを少々ワイド化してマスターモデルとメス型を製作しました。
フェンダーアーチをノーマル形状にして他をデザイン変更する事も出来ます。
しかしその為には新しくマスターモデルとメス型を製作する必要があります。
その費用は製品代より高額になってしまいます。
今ある製品を加工した方が現実的な価格で納品出来るかもしれませんが、どこかはオリジナルとデザインを変える必要があります。
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フロントカウルはなぜ2分割なのですか?
フロント部分だけ純正カウルに付けられますか?
再修理のコストを下げる事が一番の理由です。
BSKに修理に入ってくる車両を整備しながらココだけ変えられたら全然コストが下がるのにという所からアイデアが出ました。
またそのうちに違うデザインのフロントバンパーをデザインしてラインナップを増やしたいと思っています。
純正カウルも実は2ピースですが接着材によって合体されているので脱着式にする為には違うかたちのフランジをつくる必要がありました。
なので純正カウルに取り付ける事は出来ません。残念です。
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デザインを変更できますか?
ワークギャラリーにも載せていますがフロントウインカー穴をきれいに埋めてウインカーを他の場所に移植したり、よく擦ってしまうフロントナンバー下の部分の出っ張りを無くしてしまう様な、細かなデザイン変更はご注文のさいご用命いただければ別途お引き受け致します。
出来る限りご要望にお応えできるようにしておりますので、お気軽にご相談ください。
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